退院して一日、意外とシャバの空気というのはおいしいというのを知る。
そんなことを考えながらカムイは古都を歩いていた。
なんの変化もない古都をただ歩いているというのも暇なものだ。
ゼルシアは情報収集で忙しいらいいので、外でぶらぶらしているしまつ。
「・・・暇だ・・・」
ボソリと呟く。いや、不満がもれた。
活気良く人々が叫び、笑い、行きかう道に捨てられたようにしてある、ベンチに腰をかける。
「あれ・・・カムイじゃん・・・」
「ん・・・お前は・・・」
「リバリス=ボルテック」
「あ〜あの時の・・・」
「そうだよ!あの時の」
リバリスは緑色の髪の毛を隠すようにバンダナをする。
緑色の髪の毛は確かに珍しい。
だが、隠すようなことをするのかはわからない。
カムイはそんなことをいいながら、その場を離れる準備をする。
「レイリさんは今どこに?」
「え・・・?」
「レイリさんは何処にいるんだ?俺尋ねたいことがあるんだよ」
「レイリは・・・「救世主オズマ側についた」
リバリスはカムイの言葉を制するように言い放った。
驚きと何故こいつが知っているのかと、内心が揺れる。
だが、リバリスは何故か不適な笑みを浮かべた。
「何でお前が知ってるんだ?」
「ハハハ!」
誰も知らないはずなのに、そう誰もしらないはず。なのにリバリスは知っている。何故?
だが、リバリスは答えようとせず、ただ黙って不適に笑っている。
まるで、愚者をみるような、無知をみるような目でカムイを見る。
「今俺が把握しているだけでも、レイリさんが救世主側に行ったことを知っているのは4人・・・あ!敵は抜いてだからな」
指を4本立てリバリスは笑った。
カムイ、ただ黙りリバリスを凝視する。
「何故知ってるのかって?・・・それは簡単知っている人に教えてもらったら」
「・・・」
「ついでに言うとそんな細かくは聞かされてないけど・・・話の大部分は聞かせてもらったかな」
「誰が・・・?」
「誰がって?そんなこと言ったら約束破りだし、まづ針を千本飲みたくないし」
「言え!!」
リバリス服をつかみ、睨みつける。
だが、リバリスはなんの反応も見せず薄ら笑いを浮かべた。
「そんなことをして教えるほど俺は馬鹿じゃないが?」
「っく!!」
「実力勝負ならかまわないけど?」
力なく手を服から離す。
言葉どうり、力が無いからリバリスを吐かせることもできない。
相手は『ホーリーナイト』幹部の一人リバリス=ボルテックなのだから。カムイが勝てる確立など10パーセントそこらだろう。
「わかるならOK!!」
「・・・何しにきたんだ?レイリにではなくて俺に用があるんだろ?」
「お!そいうことそいうこと」
「で?」
投げやりに答える。
だがリバリスは薄笑いを浮かべていた。
殴ってやりたい、そんな感情を押し殺し握り拳を解く。
「どうだ?協力しない?」
「は?・・・」
一瞬にして殴りたい感情が失せる。
ただこいつは何を言い出しているんだ?と心で自問自答した。
だがリバリスは、大いに真面目のようだ。
「協力って・・・え?」
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