カムイとラシルは、グルグル通りを何回も何回もまわっていた。
ただ、ひたすら、レイリの帰りを待ち、ただひたすら・・・
「ああ〜〜〜!!遅い!!何時間待たせるきだ!!!!」
「大丈夫じゃないですか?レイリさん強そうだし・・・」
「ちがーーーう!!アイツはただの腕自慢なだけ〜」
カムイの顔は汗でべっしょりぬれていた。
「汗いっぱいでるよぉぉ」
「じゃーーアソコで休みませんか??」
ラシルが指差した方は、残暑でも恋しい、ソフトクリーム屋でした。
「キャッホウ!!おばちゃん!!ソフトクリーム2個頂戴!!!」
「2個も食べるんですか??」
「いや・・・お前の分だけど?嫌い?ソフトクリーム?」
「いえ・・・」
しばらく、ベンチでレイリの帰りを待ちながら、ソフトクリームを食べている。
「あら!!お二方さん!!こんにちは!!」
レイリがいつものように路地から現れた。
「おそぉぉぉい!!!」
カムイは憤怒し顔が真っ赤になり、道端に倒れた。
時同じくして、
ドロシーは狼の洞窟の近くにきていた。
誰か知らないが、郵便受けに手紙を入れていったのだ。
その内容は単純明快、狼の洞窟入り口前にこい、とだけ書いた手紙だった。
不可思議な事だ、レイリ達とは昨日の夜いらいあっていない。
ストーカーがつかまったとも聞いていない。
もしかしたら、この手紙は、ストーカーの手紙ではないかと、震えていた。
「あ〜、レイリさん達にも伝えとくべきだったかなー」
ドロシーは1人大きな草原の上で呟いた。
狼の群れなどをかわし、狼の洞窟前まできた。
洞窟から冷たい風が流れてきた、草原を駆け抜けてドロシーの髪がなびく。
ドロシーはポケットに手を突っ込み中にあるナイフに手をかけた。
震えた手がなかなかナイフをつかまない。
「あの〜誰か〜いませんか!!」
ドロシーの声が草原にこだまする。
鈍い音と共に、ドロシーが倒れた。
倒れたドロシーの後ろには街道付近にいるシーフがいた。
「ヒヒヒコレで金がはいる・・・」
「おーい、大丈夫ですか?」
何か、聞いた事のある声が聞こえた。
「あ〜もぉ残暑で熱射病って!!馬鹿にも程があるは!!!」
五月蝿い声と共にカムイの眠りは覚めた。
「うるせぇぇぇ!!」
カムイはベッドから、起きると同時に叫んだ。
ココは、レイリの部屋だった、何も無くてさつばつとした雰囲気をだしている。
「あ!!やっと起きた」
ラシルはほっと胸をなでおろした。
部屋が一気に静かになる。
「ふぅ〜馬鹿もおきた事だから、ドロシーちゃんトコ行って来るわね!!」
レイリは勢いよく家を出た。
「あれ?俺は何故ここに?」
「覚えてないんですか??カムイさん、ついさっきベンチでソフトクリーム食べてて、そのまま熱射病で倒れちゃったんですから・・」
カムイは寝ぼけながらも、ラシルの言葉に耳を傾けた。
「へぇ〜そうなの・・・」
静かな沈黙が横切った。
「は・反応うすいですね・・・」
「ああ〜腹減った!!なんか無いのかなぁ〜」
カムイがベットから起き、台所へ行って何かをあさっている。
「はぁ〜何も無い・・・・」
カムイはため息と共に、頭を下げた。
「たいへんよ〜〜〜!!」
レイリの大声が家中に響いた。
カムイは驚き重く垂れた頭を上げた。
「どうしたんですか?」
ラシルは息が荒れているレイリに問い掛けた。
「ハァハァ!ドロシーちゃんが、さらわれたようなの!!」
「え!!」
ラシルは驚き杖を床に落とした。
「お店に、脅迫状が送られたようなの!!」
「な・なんて書いてあったんですか?」
「ドロシーを返して欲しければ、10万ゴールド用意しろ!」
レイリは途切れ途切れ、脅迫状の内容語った。
ラシルが震えている後ろから、カムイが出てきた。
「ほぉぉ〜〜!!で、その金を取引する場所は何処だい?」
カムイは何かしら余裕のある表情でレイリの持つ脅迫状を見た。
脅迫状の下の方にはには、《狼の洞窟で待つ明日の日没までに来い》とだけ書かれていた。
「は・速くいかないんでいいんですか・・・?」
ラシルは、焦りと不安が入り混じり、今にも倒れそうだった。
「まぁ〜!!行くけどねぇ〜」
レイリは、ニヤリとほくそえみ、カムイを見た。
「そうだよねぇ〜〜」
カムイも、ニヤリと笑った。
「行くけどサァ〜・・・ココは!!!あんたが行かなきゃねぇ〜」
「えええ!!な・なんで!!!魔法一個も扱えない僕がどうやって、誘拐犯を倒すんですか?!」
「今から!!覚えなさぃ〜!!」
「そ・そんなの無茶ですよ!!」
「無茶?ソレはどういうことかな?レイリにはいってねぇけど・・・お前の家にいっぱい魔法の本とかあるじゃん!!アレで頑張って明日の日没までに一個覚えろ!!」
カムイとレイリはニヤニヤしながらラシルを見た。
「ラシル〜わかるぅ??コレであんたが、ドロシーちゃんを助けて、助けた勢いで・・・{あの時、有難う}って言えばいいじゃない!!そう、コレで一件落着!では、あんたの家に案内しなさい、修行よ!!」
「ヒィィィ」
ラシルは、恐がりながらレイリをつれ、自分の家に帰った。
「おい!!俺はどうすんの!!!」
カムイがだいぶ離れた、ところにいるレイリに叫んだ。
「店長さんに、伝えといて{心配ない}って」
「おう! 」
次の日の、昼3時・・・
「うぅ〜〜ん・・・遅い・・・あいつら・・・おそい・・・・」
カムイはベットで本を読みながらくつろいでいた。
その頃、狼の洞窟では・・・
「な・何なんだ!!あの化け物女!!」
洞窟内でシーフ達は逃げ惑っていた。
「そらぁぁ!!あんたらの、大将だしなぁ!!」
レイリがラシルをつれながら槍でシ―フ達を追いまわしていた。
「あのぉ!!レイリさん、あの穴怪しいんじゃないですか?」
ラシルは、洞窟にぽっかりと空いた大きな穴を指差した。
「うぅうむ、アソコかもね、行くわよ!!」
レイリは槍を回しながらその大きな穴へと入っていった。
ラシルも、遅れないよう走って穴へ入っていった。
「く・くそぉ!こんなはずじゃ・・・」
穴の置くからかすかに喋り声と共に1人のシーフが現れた。
「あんたが、このシーフ集団の大将かい?」
「ヒィ!!もうこんなトコに!!あいつら使えねぇ」
「ふぅむ!!あんたが大将っぽいねぇ・・・」
「や・やんのか!!コッチには人質がいるんだぞ!!」
「ドロシーちゃんなら、ついさっき牢から出したわよ!!今はもう古都かもねぇ」
「な!!」
シーフの顔がひきつった。
「でも大丈夫!!あんたを倒すのは、私じゃない!!この駆け出しウィザード君ラシルがあいてよね?」
レイリが、後ろで構えているラシルに問い掛けた。
「は・はい!!」
ラシルは、杖を前にむけ、シーフをにらみつけた。
「そうそう!!シーフ君あんたがこのラシル君を倒せば豪華逃走券がもらえます!あんたがラシルに勝てば私はあんたを追わない!!コレを誓ってあげるから」
レイリは、自身たっぷりに言い放った。
「そ・それじゃ〜コイツを倒せば逃げれるんだな・・・ヒヒヒ!死ねぇ」
シーフは手にあるナイフで切りかかってきた。
「わぁ!!いきなりですか!!」
ラシルは間一髪ナイフを避け、後方へ下がった。
「わかっているわね!!昨日の修行であんたは1つ魔法を覚えたんだから!!」
レイリはラシルに向け叫んだ。
「ファイヤーボルト!!」
ラシルは叫び杖を振った。その杖の先から炎の玉が一個シ―フに向け放たれた。
シーフは、火の玉を腹に受け後ろへ飛ばされ倒れた。
「くそぉ!!油断した!!」だが、あいつの魔法がそれだけという事は接近戦だと俺のほうが有利!!!ヒヒヒ!大した速さじゃないから、油断でもしない限り、あたらんぞ・・・とシーフは思った。シーフは自分に正気があることに、安心した。
「シネェ!!!!」
シーフはラシル目掛け走った。
ソレと同時にラシルも走ってくるシーフ目掛けて走った。
「ハッハハ!!バカめ!!火の玉しか出せない、ウィザードが突っ込んでくる?ははは!!常識を知れ!!馬鹿!!」
一瞬だった、シーフのナイフがラシルの首筋を捕らえたかと思うとラシルはひいていた杖をおもいっきり、振りぬいた。シーフは後ろに大きく跳び壁あたった。
「馬鹿が常識を破ることだってあるんだよ・・・」
ラシルは、腕を上にあげ、そのまま後ろに倒れた。
「あらら、倒れちゃった・・・」
レイリは小さく呟いた。
その言葉と共に、ラシルは気負うしなった。
一週間後
「ありゃりゃ・・帰っちゃうの、スマグに・・・」
レイリはさびしそうにラシルを見た。
「はい!これじゃ〜まだまだ、レイリさん達の役に立たないし!勉強しなおしてくるんです!」
「ふぅ〜ん!!いいんじゃない?」
カムイはパンを食いながら言った。
「それでは・・・さようなら」
「じゃ〜ねぇ〜」
それから、ラシルガ見えなくなるまで手を振った。
「いっちゃたね・・・」
「そりゃーね」
レイリとカムイがラシルの去っていった方を向きながらいった。
「さ!!仕事仕事!!いくわよ!!あんた、あの時何もしなかったから、みっちりはたらいてよ!!」」
ラシルは思った。
やっと、自分のなりたい、モノを見つけた、ドロシーさんには{有難う}はいっていない、次会う時言うのだ、そう、自分に無い物を手に入れて、自分の故郷に帰り強くなってから言おう。
残暑の夕暮れ
大きく一列に並んだ
鱗雲を
仰いだ
そうだ
もう秋なのだ
あとがき
やっと駆け出しウィザード終わりました!!!
後編なんてどれだけくるしんだか・・・
まだ第1章は続きますw
期待してねぇ(オイ
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